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クリニック紹介

ご挨拶

はじめまして。院長の中村文香と申します。

神戸で生まれ、親和女子中学・高校を卒業し、一度は大学で兵庫県から離れましたが医師としてのスタートは神戸を選びました。患者さんが悩まされていた皮疹を‘診て’、治療をして、皮疹がよくなったのを直接‘見て’、患者さんの喜びをダイレクトに共有できる皮膚科っていいなと思い皮膚科を志しました。
いままで大学病院や三次救急病院などでは緊急を要する救急疾患や重症細菌感染症、重症薬疹、悪性腫瘍などの専門性の高い皮膚疾患を取り扱い、地域の中核病院ではアトピー性皮膚炎や尋常性乾癬、水虫やヘルペスなどの一般皮膚疾患も多数経験してまいりました。また、以前院長を務めていた皮膚科クリニックではコロナ渦での立ち上げから始まり、いろいろ苦難もありましたが愛されるクリニックになったとの自負があります。縁あって西宮に住むようになり、わたくし自身にもこどもが生まれ、ライフプランを見直す中、今度はこの大好きな夙川の地で、地域を愛し地域から愛されるような皮膚科を目指したいと思い開業に至りました。これまでに培った経験を生かしながら、女性ならではの視点を生かし、赤ちゃんからご年配の方までささいな皮膚トラブルも相談しやすい診療を心がけ、「ここに来て相談して良かった」と思っていただけるクリニックをめざし、地域の皆様のお役に立てるよう診療にあたります。

院長 中村 文香

略歴

2006年 親和女子高等学校卒業
2012年 徳島大学医学部卒業
2014年 神戸大学皮膚科入局・同大学病院勤務
2015年 神戸市立医療センター中央市民病院 皮膚科勤務
2017年 神戸市立西神戸医療センター 皮膚科勤務
2020年

阪急西宮ガーデンズ皮フ科スキンクリニック 院長

2024年12月

なないろ皮ふ科西宮 院長

 

所属学会・資格

  • 日本皮膚科学会
  • 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医

 

日本皮膚科学会認定皮膚科専門医とは

日本では、各医療分野での専門医資格を取得するためには、各専門医学会が設ける専門医試験に合格し認定される必要があります。皮膚科においても同様で、日本皮膚科学会が定める基準に適合した医師が、専門医として認定されます。

皮膚科専門医研修施設にて5年以上の研修を終了した医師の中で、症例経験数・手術執刀数・学会発表数・論文発表数などにおいて必要な単位を取得した者のみが専門医試験の受験資格を得られ、そこから専門医試験を受験し合格した医師が皮膚科専門医となります。

医師が皮膚科専門医であることは、患者さま側の立場からすると『皮膚科領域における幅広く高度な診断能力・治療技術を有している』というひとつの判断材料となるかと思います。

 

施設案内

診察室が2部屋

処置室が1部屋

撮影室が1部屋

美容ブースが2部屋

パウダースペースもございます。  

 

検査機器

ダーモスコピー

エコー

その他ウッド灯(ウッドランプ)などもございます。

その他検体検査として、血液検査、尿検査、細菌培養検査、病理検査に対応しております。

 

ドクターズインタビュー

 

阪急夙川駅より徒歩30秒。駅の改札から右を向くと1階にマクドナルドがあったビルの2階に「なないろ皮ふ科西宮」の看板がみえる。院長の中村文香(なかむら・あやか) 先生が2024年に開業したクリニックだ。「肌の小さい悩みから大きな悩みまで寄り添って、その方がよりよい生活を送れるようにしたい」と語る中村院長の言葉どおり、温かみのある院内には隅々まで患者への心配りが行き届いている。一般皮膚科から美容皮膚科まで幅広い悩みに対応する中で、特に力を注いでいるのが、ほくろや粉瘤をとる手術や赤ら顔を治すレーザー施術だ。神戸大学病院をはじめ神戸市立中央市民病院などで多数重症患者や手術症例を診てきた経験豊富な先生だ。インタビューでは、穏やかで優しい人柄の中にくすっと笑える関西人らしさをにじませる中村院長に、開業の経緯や院内のこだわり、診療への思いを聞いた。

(取材日2024年9月16日)

いままで大きな病院で働いていたんですね。開業までの経緯を教えてください。

初期研修後、皮膚科を目指し、大学病院や3次医療機関と呼ばれるほぼすべての診療科がそろったようないわゆる大病院で働いてきました。患者さんにとってはいきなりの緊急事態やもしくはいろいろな病院を経由しての最後の砦、ここで治療できなければどこでもできない、という職場です。そこは学ぶ身としてはもってこいの環境でした。今自分が治療できなければこの患者さんは亡くなってしまう、という使命感のもと自分のプライベートも犠牲にして身を粉にして勉強と実践をくりかえしました。しかし私の不器用な性格ゆえなところもあるのですが、入浴時や就寝時にもいつ病院からの呼び出しがあるかわからないような状態で徐々に疲弊していき、30歳を越える頃にはいったん救命救急のある病院や眠れない当直があるような病院からは離れようと思いました。その後、2次救急や多少は眠れる当直だけの病院に移りますと、また余裕が出てきて、目の前の患者さんの皮膚状態がよくなる喜びを自分の喜びとして感じられるようになり、そうそうこれがしたくて皮膚科医になったんだと思い出しました。開業前は西宮北口のガーデンズの皮膚科で院長として立ち上げから携わっていたのですが、コロナ渦での初の緊急事態宣言下でオープンしたためいろいろな経験をしました。そのころまではまったく開業のことは考えていませんでした。自身の出産と親の急逝を機に、開業を本格的に検討し始めたんです。もともと、開業するなら患者さんにはもちろん、院内スタッフ、紹介医療機関も含めて関わる人すべて、ひいては社会に対してもwin-win-win-winな関係だったらいいと思っていました。そのような思いをもとに、当院では患者さん、スタッフ、紹介医療機関すべてに良い方向に向かうことのできるクリニックを目指しています。以前働いていたクリニックの関係で夙川に引っ越してきましたが、引っ越してから大好きになったこの地で、出産、子育てを行い、さらに開業することができてすごく幸運だと思っています。

どのようなクリニックをめざしていますか。

赤ちゃんからご高齢の方まであらゆる肌の悩みに対応した気軽に通える皮膚科クリニックを目指しています。小児皮膚科も多数経験してきましたし、子供ができて母親としての目線も加わったので、お子様の肌の悩みがありましたら是非相談してくださいね。アトピー性皮膚炎や慢性じんましんに対してはここ数年で劇的に治療薬の進化がありました。皮膚科界隈では薬が出る前と出た後ではステージが変わった、歴史が動いたといわれています。デュピクセントやイブグリースといった生物学的製剤やリンヴォックなどのJAK阻害薬といった薬です。これ以上はよくならないのかとあきらめていた患者様は相談に来てください。ヘルペスなどにも1回の内服で治療が終わる内服方法なども新たに出てきています。もちろん従来のいぼ治療などにも対応しています。肌のことならなんでも気軽に相談してください。もし当院では対応できない治療が必要な場合は提携医療機関に紹介させていただきます。また、西宮の皆様は美容に熱心で、求められる治療のレベルも高いのですが、日々張り合いを持って働けています。開院はじめは美容医療機器の数が少ないのですが、そのうち取り揃えていこうと考えております。SNSなどで日々美容医療の情報が錯そうしており、悲しいことですが嘘の情報やお金儲けのための効果のない医療がたくさんあります。私は皮膚科専門医の目からみた本当に効果のある美容皮膚医療をおこないたいと思っております。興味があっても、美容特化のクリニックを受診することに抵抗のある方は少なくありません。ですので、クリニックの内装にもこだわりました。温かみのあるイエローやピンク、淡いブルーなどをベースに緊張が和らぐような、気持ちが明るくなるような雰囲気でまとめました。またなるべく院内での待ち時間が減るように事前予約、事前web問診、医療費あと払いシステムの使用などを推進しています。

 

こちらのクリニックではどのような治療ができるのでしょうか。

保険診療ではニキビや湿疹などの皮膚トラブルをはじめ、アトピー性皮膚炎、じんましん、アレルギー性皮膚炎、粉瘤手術、外傷の小手術、血管腫、性感染症など、さまざまな疾患に対応しています。特に炎症性粉瘤の場合は眠れないほど痛いなどの訴えを聞くことも多く、そのような場合にはその日に即日手術を行っています。美容診療はまず診察を行い、空きがあれば即日施術、空きがなければ後日予約という流れです。しわにはボトックス注射、シミやくすみにはステラM22というIPLレーザー(フォトフェイシャル)、赤ら顔にはVビームレーザーの施術が可能です。にきびに対してはケミカルピーリングやイオン導入、イソトレチノイン内服加療を行っておりますが、まずは保険診療の範囲でしっかり治療を行ってからと考えます。ほくろに対してはくりぬき法での手術やデルマトロン照射での焼灼をおすすめしています。皮膚科専門医を生かし、悪性でないかの判断と審美面からのアプローチを行っております。

 

医師として大切にしてらっしゃるポリシーなどはありますか?

ポリシーというような立派なものはないですが、クリニックに苦手意識のあった患者さんからも、「ここに来て良かったです」と言っていただけるような診療が理想ですね。患者さんの肌トラブルや肌悩みがよくなって、生活を送りやすくなる手助けができたらうれしいです。

 

御覧の方にメッセージをお願いします。

なないろ皮ふ科西宮は、本当の意味で気軽に皮膚のお悩みを相談いただけるクリニックにしたいと思っています。わたしはライフワークとして本気で皮膚科医をしています。数えきれないくらいたくさんの皮膚疾患がありますが、保険診療では対応できない病変を自費診療で行っています。自費診療や美容皮膚科と聞くとどうしても身構えてしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、何か湿疹ができたときやお子さんの肌荒れなどで一般皮膚科を受診した際に一緒に、でも構いません。当院へはそのような心理的な敷居の高さを感じずに、気軽に足を運んでいただきたいと思っています。患者さんやクリニック、病院、ひいては社会全体にメリットのある、「四方良し」な医療を提供していきたいというのが願いです。皆さんのお越しを心よりお待ちしています。

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