性病検査
性感染症:STD(Sexually Transmitted Diseases)とは、セックスやオーラルセックスなど、性行為時に口・性器・肛門などの接触により人から人へと感染する疾患で、性器クラミジア感染症、性器ヘルペスウイルス感染症、尖圭コンジローマ、梅毒及び淋菌感染症などが含まれます。
性感染症では、排尿痛などの痛みや、おりものの増加といった症状を伴いますが、中には自覚症状がほぼない、もしくはまったくの無症状の場合も多くあり、医療機関の受診が遅れる場合があります。
女性の場合、クラミジアが無症状のままでいつのまにかお腹の奥へと感染を広げ、最終的に不妊症を引き起こすことがあります。また、他の梅毒や肝炎などもおなかの赤ちゃんや新生児への感染を起こしてしまうこともあります。
このように、性感染症は自分だけではなく、パートナーや新しい命にも影響を与えてしまいます。正しい知識で予防し、早期発見・早期治療を実現するために、症状がある方や心当たりのある方はもちろんのこと、明らかな症状のない方であっても定期的に検査を受け、感染を拡大させない意識を持っていただくことが大切です。
当院では妊娠などを考えている方におすすめのオールブライダル検診セットとして、ブライダルセット男性(尿、血液、うがい)、ブライダルセット女性(膣ぬぐい、血液、うがい)を行っております。こちらは自費診療(検査代12000円+初診料or再診料)となります。淋病、クラミジア、カンジダ、トリコモナス、梅毒、B型C型肝炎、HIVの検査が可能です。尖圭コンジローマや性器ヘルペスは医師による視診で診断されます。
尿道が痛い、かゆい、皮疹が出ている、膿やいつもと違うおりものが出るなどの症状があれば保険診療で診察・検査を受けられます。およそ検査結果が出るのに1週間程度かかります。
また、症状はないが、性的接触機会があり、感染したかどうか不安で調べたいという場合は自費診療となります。また、症状があっても家族に知られたくない場合などは自費で受けることも可能です。診察室で教えてください。
正しい知識で性感染症を予防し、早期発見・早期治療するために、症状・心当たりのある方はもちろんのこと、明らかな症状のない方であっても定期的に検査を受けましょう。