イベルメクチンクリームとは

イベルメクチンクリームは、主に「酒さ（しゅさ）」と呼ばれる皮膚疾患の治療に用いられる外用薬です。酒さは、顔の中央部、特に鼻や頬に赤みや小さな隆起（丘疹）、膿を伴う発疹（膿疱）などが現れる慢性的な皮膚疾患で、30～50代の中高年層に多く見られます。この疾患は「大人のニキビ」とも称され、外見上の変化だけでなく、精神的なストレスの原因ともなります。

 

イベルメクチンクリームの作用機序と効果

イベルメクチンは、元々寄生虫の駆除薬として使用されてきましたが、酒さの原因の一つと考えられている「ニキビダニ（Demodex folliculorum）」に対する効果が確認され、酒さ治療に応用されています。このクリームは、以下のような作用を持ちます。

• 抗寄生虫作用：ニキビダニを死滅させ、皮膚の炎症を軽減します。
• 抗炎症作用：炎症性サイトカインの生成を抑制し、赤みや腫れを和らげます。

臨床試験では、イベルメクチンクリームの使用開始から2週間程度で症状の改善が見られ、その後も継続的な効果が報告されています。 

 

使用方法

通常、1日1～2回、洗顔後の清潔な肌に適量を患部に塗布します。スキンケア製品を使用する場合は、これらのあとにクリームを塗布してください。使用期間や頻度は症状や医師の指示によりますので、定期的に診察を受けてください。

 

副作用と注意点

イベルメクチンクリームは、副作用が少なく安全性が高いとされていますが、以下のような症状が現れることがあります。

• 赤み
• かゆみ
• 腫れ
• 熱感

これらの症状が続く場合や重篤な症状が現れた場合は、直ちに診察を受けてください。また、妊娠中や授乳中の方は使用を控えてください。

 

料金

1本30g　3300円

 

 

 

当ページで紹介しているイベルメクチンクリームについて

未承認医薬品等
この治療で使用されるイベルメクチンクリームは、医薬品医療機器等法上の承認を得ていない未承認薬です。
入手経度等
当院で使用しているイベルメクチンクリームは、個人輸入しております。
国内の承認医薬品の有無
イベルメクチンクリームは、国内においては承認されていません。
諸外国における安全性などに係る情報
米国のFDA(アメリカ食品医薬品局)をはじめ、諸外国で承認されております。