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抗ヒスタミン薬

 

🟦 抗ヒスタミン薬(H1ブロッカー)とは?

抗ヒスタミン薬は、じんましんやアレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎などでよく使われるお薬です。ヒスタミンという「かゆみや炎症」を引き起こす物質をブロックすることで、症状を抑えます

種類が多く、「効きめの強さ」や「眠気の出やすさ」に違いがあります。一概にこれが絶対に効果がよいというものはなく、合うものを見つけるのが大切です。

 

 

📝 抗ヒスタミン薬の内服薬一覧(代表的なもの)

薬剤名(商品名) 世代 効果の強さ 眠気の出やすさ 特徴・備考
アレグラ(フェキソフェナジン) 第2世代 ★★☆☆☆ ★☆☆☆☆ 眠気が少ない。車の運転OK。子どもにも使いやすい。
クラリチン(ロラタジン) 第2世代 ★★☆☆☆ ★☆☆☆☆ 眠気がほとんどない。1日1回の内服。
デザレックス(デスロラタジン) 第2世代 ★★★☆☆ ★☆☆☆☆ クラリチンの代謝産物。眠気少なめで効果やや強め。
ザイザル(レボセチリジン) 第2世代 ★★★★☆ ★★☆☆☆ 効果と眠気のバランスが良い。1日1回で持続性あり。
アレジオン(エピナスチン) 第2世代 ★★★☆☆ ★★☆☆☆ 比較的眠気少なめ。1日1回。
ビラノア(ビラスチン) 第2世代 ★★★☆☆ ★☆☆☆☆ 食前服用で吸収が変わる。眠気少なく持続性あり。
ルパフィン(ルパタジン) 第2世代 ★★★★☆ ★★★☆☆ 抗PAF作用もあり、かゆみに強い。やや眠気あり。
タリオン(ベポタスチン) 第2世代 ★★★☆☆ ★★★☆☆ 比較的効きが良い。眠気の出方は個人差あり。
ポララミン(クロルフェニラミン) 第1世代 ★★★☆☆ ★★★★★ 即効性あり。眠気・口渇が強い。急性症状向き。
レスタミン(ジフェンヒドラミン) 第1世代 ★★★☆☆ ★★★★★ 即効性重視。眠気が強く日中使用には不向き。

 

 


💡 眠気と効果のイメージ図(ポジショニングマップ)

 

  ↑ 眠気あり
  │
5 ┤ ●レスタミン   ●ポララミン
  │    
4 ┤     ●タリオン   ●ルパフィン
  │  ●ザイザル
3 ┤        ●アレジオン
  │     ●デザレックス ●ビラノア
2 ┤     ●クラリチン
  │  ●アレグラ
1 ┼─────────────────→ 効果の強さ
  │  1   2   3   4   5(高)
  ↓ 眠気少ない

 

※眠気や効果の出方については個人差がかなりありますので一概にこの図通りとは言えません。

 


🔍 用途や使い分けのポイント

  • 🔵 眠気が少ないものを希望 → アレグラ・クラリチン・ビラノアなど
     ⇒ 運転や勉強がある方に向いています。

  • 🔵 かゆみ・症状が強い → ザイザル・ルパフィン・デザレックスなど
     ⇒ 効き目重視の方におすすめ。

  • 🔵 急なじんましんやかゆみ → ポララミンなど即効性のある第1世代薬
     ⇒ 一時的な使用に。眠気に注意が必要です。

 

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