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水いぼ

みずいぼ(伝染性軟属腫)について

● みずいぼとは?

みずいぼ(正式には「伝染性軟属腫(でんせんせいなんぞくしゅ)」)は、ポックスウイルスの一種によるウイルス感染症で、皮膚に小さなぷつぷつができる病気です。主に幼児から小学生くらいの方に多く見られますが、大人にうつることもあります。

 

 

 

● どんな症状が出るの?

  • 直径数ミリ〜1cmほどの、小さく丸い丘疹(ぷつぷつ)ができます。

  • 表面はツルっとしており、中央が少しくぼんでいるのが特徴です。

  • 色は白っぽい〜肌色、やや透明感があることもあります。

  • 通常はかゆみや痛みはありませんが、乾燥肌やアトピー性皮膚炎などで皮膚をかいてしまうと、周囲にどんどん広がってしまうことがあります。

 

 

● どのように感染するの?

みずいぼは、以下のような経路で皮膚と皮膚の接触や物を介してうつります

  • 直接の皮膚接触(兄弟やお友達との遊び中など)

  • タオルや衣類の共有

  • プールの水やビート板などの共用物

特に、皮膚に小さな傷があると感染しやすくなります。兄弟やご家族内でうつし合うことも少なくありません。

 

 

みずいぼの治療について

● 自然に治ることもありますが…

みずいぼは、健康な方であれば数か月〜1年ほどで自然に治ることも多いです。しかし、以下のような場合には治療を検討したほうが良いでしょう。

  • かきむしってどんどん広がってしまっている

  • ご兄弟など家族内でうつし合いが止まらない

  • プールでビート板の使用が制限されるなど、生活に支障が出ている

 

 

● 主な治療方法

① ピンセットによる摘除

いぼをピンセットで一つずつ取り除く方法です。即効性があるため、数が少ない方や早く治したい方におすすめです。
※処置には痛みを伴いますが、ご希望の方には麻酔のシールを事前に貼ってから行います。(麻酔が効くまで20-30分程度かかりますので、午前は12:30まで、午後は16:10より前を目安にご来院ください。)

② 冷凍凝固療法(液体窒素)

液体窒素を使っていぼを凍らせて治療する方法です。何回か通院が必要になることもあります

③ MBFクリーム(自費治療)

抗菌・抗ウイルス作用を持つ銀イオン配合の保湿クリームを毎日塗ることで、平均58日で約81%の方に改善が見られたという報告があります。痛みがない方法をご希望の方におすすめです。
※ご希望の方は問診票や診察時または受付にてお声がけください。

みずいぼクリーム(MBFクリーム)について詳しくはこちら

 

 

 

 

みずいぼの予防には?

みずいぼは、日常のちょっとした心がけで予防が可能です。

  • タオルや衣類を共有しない

  • プールではラッシュガードを着用する

  • 乾燥肌・かゆみのケアをしっかり行う(保湿剤や炎症止めの外用薬の使用)

  • いぼを触らない、かきむしらない

 

 

 

 

最後に

みずいぼは命に関わる病気ではありませんが、自然治癒を待つ間に広がったり、人にうつしたりしてしまうこともあります。また、見た目やプールの制限などでご本人や保護者の方がお困りになることも少なくありません。

「うちの子もしかして…」「なかなか治らない…」など、気になることがあれば、お気軽に当院までご相談ください。

 

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